全国消防協会が実施している「令和4年度消防機器の改良及び開発並びに消防に関する論文」において、全国の消防職員が応募した中から、当消防本部の「可搬式ポンプ水平装置の開発について」が会長賞に入選し、秀賞を代表受賞しました。
可搬式ポンプは、ポンプ車が進入できない火災現場において、水利部署や中継送水の際に欠かせない資機材です。特に林野火災では斜面で数台の可搬式ポンプを使用し、中継送水を行うことが多くあります。ここで課題となるのが、可搬式ポンプは必ず水平な場所で使用しなければいけないということです。斜面で使用することにより、さまざまな問題が発生してしまい、現場活動が安全かつ迅速に行うことができなくなります。
可搬式ポンプ水平装置を使用することで、斜面での安全かつ迅速な活動が行えるようになりました。今後、火災現場や訓練で活用していき、可搬式ポンプ水平装置の有用性を実証していきたいと思います。